小さな声から政策実現
党幹部が各地で訴え
4月9日(日)投票の統一地方選前半戦(道府県・政令市議選)は、3月31日(金)の告示日まで、あと11日に迫った。公明党の山口那津男代表ら党幹部は18、19日、予定候補者と共に、激戦突破に向けて街頭演説などで支援を訴えた。
■ネットワークで生活守る/大阪で山口代表
山口代表は19日、大阪府内3カ所で開かれた街頭演説会や時局講演会に駆け付け、激戦突破に挑む予定候補への絶大な支援を呼び掛けた。
このうち、茨木市の街頭演説で山口代表は「小さな声を、ネットワークを生かし、形にする力があるのが公明党の最大の特長」と語り「その最前線にいるのが地方議員だ」と力説。市内を流れる安威川の治水対策について、中野つよし府議が国とも連携し、ダムの建設を進めてきたと強調した。
また党が創設・拡充をリードした地方創生臨時交付金に関し、府ではお米クーポン配布の財源に同交付金が活用されていると報告。政府に提言した物価高への追加策にも触れ「今後も国と地方がしっかりと連携し、生活を守り抜く」と訴えた。
中野府議は「ネットワークの要として働かせてください」と訴えた。
このほか山口代表は、大阪市北区と同都島区で開催された時局講演会にも市議選予定候補と共に出席した。山本とも子市議(北区)は、政令市初の学校給食費無償化などの実績を報告し、「子どもたちが希望を持てる社会へ全力で働く」と力説。ささき清美・党府女性局次長(都島区)は、物価高対策など「生活者の目線できめ細かに取り組む」と決意を述べた。
■石井幹事長は札幌へ
公明党の石井啓一幹事長は19日、札幌市南区で開かれた街頭演説会に出席し、「皆さまの声を聴く地方議員とのネットワークがある公明党だからこそ、きめ細かな物価高対策ができる」と訴え、札幌市議選に挑む、わたなべ泰行市議(南区)の勝利へ絶大な支援を訴えた。
石井幹事長は、党が15日に政府へ提出した物価高への追加策に言及し、全世帯の約半数がLPガス(プロパンガス)を利用している実態を踏まえて、地方創生臨時交付金を活用した負担軽減策を講じるよう要請したことを強調。「皆さまの生活を守るため、公明党が必ず実現させる」と力説した。
わたなべ市議は、水道料金の基本料金2カ月間免除やプレミアム付き商品券の発行などを働き掛けて実現させたことを訴え、「安心して暮らせるよう全力で働く」と決意を表明した。