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“いまさら聞けない”ニュースワード

外国為替

"いまさら聞けない"ニュースワード「外国為替」

 円やドルなどの異なる通貨を交換することです。市場で交換(売買)される際の交換比率を「外国為替相場(為替レート)」といい、需要と供給のバランスによって変動します。

 為替相場には「円高」と「円安」と呼ばれる状態が存在します。円高は、外国通貨に対する円の価値が高い状態です。1ドル=100円を標準的な水準と仮定すると、1ドル=90円は円高です。より少ない円で外国通貨を獲得できるため、海外のモノ・サービスが安く買える一方、海外で販売する日本製品が割高となり、輸出企業の業績が低迷することがあります。

 反対に1ドル=110円は円安で、円の価値が低い状態です。1ドルで交換できる円が増えるため、外貨収入が多い輸出企業の円換算での利益増加やインバウンド(訪日客)の増加が見込まれますが、輸入製品の価格が高騰する側面もあります。

 ここ最近の為替相場は、1ドル=160円を超えるなど、30数年ぶりの歴史的な円安水準となっています。為替相場の過度な変動は、国民生活にも影響を与えるため、政府・日銀は市場の動きを注視しています。

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