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“いまさら聞けない”ニュースワード

グローバルサウス

グローバルサウスと先進国との関係

 アジアやアフリカ、中南米諸国といった南半球を中心とした新興・途上国の総称で、北半球の先進国と対比して使われます。

 グローバルサウスに関心が寄せられる契機となったのは、ロシアによるウクライナ侵攻です。「欧米」と「中ロ」の分断があらわになる中で中立的な立場を取る国が目立ち、国連総会ではロシアに対する非難決議を棄権した国も出ています。

 岸田文雄首相は5月の先進7カ国(G7)広島サミットで、グローバルサウスへの関与や支援の重要性を取り上げる方針を示しています。

 日本は各国の事情に配慮しつつ、幅広い国が賛同しやすい「法の支配」というテーマを掲げ、国際社会の結束に加わるよう促しています。どちらの陣営に付くかではなく、国際秩序の維持・強化の重要性を働き掛けるという戦略です。

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